髙橋雅哉さん
1981年度普通科卒業
現在
日系企業 社長(社名非公表)
100周年にむけて
本郷での学園生活を通じて今日に至る迄の基礎が築かれたと感謝しています。入学時は何ら目標の無い私でしたが、陸上部顧問の西川路先生と出会い、その情熱に励まされ、走る楽しさに覚醒、記録も伸び、3年時の松山インターハイ5000Mでは優勝に至りました。その品格を崇拝した松平頼明理事長が、早稲田大学競争部OBであった事もあり同大学を志望。担任・板垣先生の働きかけで、英語の横田先生を始め諸先生方による個別指導の御陰で合格。
同大学では、瀬古選手を育てた中村清監督の指導下、箱根駅伝に4年連続出場、3年時に区間新記録(4区)を樹立・母校30年振りの優勝に貢献。4年時は主将として区間賞で先頭を奪回し2年連続の優勝。卒業後、サントリー株式会社へ就職し20年在籍。ヘッドハンティングで大手外資系企業に転職後、日系企業の社長に就任、現在に至ります。
もし、別の高校に進んでいたら全く異なる平凡な人生を歩んでいた事でしょうから、この場をお借りしまして、本郷学園及び諸先生方に衷心より感謝と御礼を申し上げます。
現役生へのメッセージ
「自身の可能性を拡げる目的で、大学卒業後は米国か英国にMBA留学し、同時に本場のフォーマルなビジネス英語力を修得したかったのですが、時代背景と費用の面で実現できなかった事を今でも悔やんでいます。ですから、現役生には、現代のグローバル社会に於いて、日本だけに固執せず、広い視点で世界を相手にチャレンジして欲しいと思います。その為には、欧米人と対等にディスカッションできるレベルの英語力が必須となりますので、受験英語で終わりにせず、自身の可能性を拡げる、ビジネスで活かせるスキルとしてIELTS7.5以上(TOEIC 970~990点、TOEFL iBT 102~109点相当)の英語力を身に着けることをお奨めします。