鬼澤秀昌さん
2005年度普通科卒業
100周年にむけて
本郷で過ごした6年間、色々とあり過ぎて書ききれません（笑）。
学業の面でいえば、自分は中学１年の頃は特に英語がとても苦手でしたが、先生は、結果ではなく頑張ったこと自体をほめてくれました。そのことは、中高６年間を通じて変わらなかったと思いますし、それが大学受験やいまの学びの姿勢にも結び付いたと思います。
また、入学してから高校２年まで卓球部に所属して活動していました。その仲間との練習や合宿等も今思い出しても笑いがこみあげてくるほどですが、特に印象に残っているのは、文化祭で焼きおにぎりを販売したことです。お米の炊飯という大変重要な役を任されたのですが、お米の量のはかり方を間違えて炊飯器が爆発しそうなほどお米が膨れてしまい、同期にも馬鹿にされて散々でしたが、店の場所もよかったのか飛ぶように売れてみんなで喜びました（しっかりと食べられる部分のごはんを使いました笑）。
このような時間を過ごさせてくれた本郷の先生方や仲間たちには今も心から感謝しています。
現役生へのメッセージ
みなさんが最も力を発揮するのは「自分が心からやりたいこと」を実行している時です。自分自身、大学卒業してから今の仕事に至るまで様々なことを経験して、強く感じています。そのためにも、ぜひいろいろなことを「勉強」してみてください。
これを聞いて「勉強なんて嫌だ！！」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、受験科目だけが「勉強」ではありませんし（むしろ受験勉強という範疇に収まらないものがほとんどです）、また、学び方は、机の上で本を読んだり問題集を解くことだけではありません。自分の気持ちに素直に、「受験勉強」に限らず、興味を掻き立てられるものを探してみてください。
本郷の先生方は、自分がやりたいということを伝えれば、どんどん情報をくれると思います。必ずしも受験に結びつく活動ではなくても、また、机の上で行う「勉強」ではなくても、興味をもって取り組んだりしたことは、必ず皆さんの血肉になります。ぜひ、「本郷」という場を最大限活用していただきたいと思います。