佐藤真吾さん

佐藤真吾さん
2014年度普通科卒業

現在

総合商社勤務

経歴

早稲田大学体育会ラグビー部 主将(創部100周年主将)

100周年にむけて

私が中高6年間で最も力を入れていたのは間違いなくラグビー部としての活動だったと思います。その中で最も記憶に残っているのは高校の最後の大会で負けた時です。試合当日、入試の面接試験と被ってしまい、試合に少ししか出場できず、勝てると思っていた対戦相手に負けてしまいあっけなく高校ラグビー生活が終わってしまいました。不完全燃焼すぎてラグビーの伝統校である早稲田大学で本気でラグビーをしたいと思い、引退直後から早稲田に入る為にセンター試験の勉強に勤しんだのを覚えています。

印象的だったエピソードとしては授業中に鹿島先生(英語担当)が生徒に座右の銘を聞かれた際に「私の座右の銘は『まあいっか』です。本当に辛い時はまあいっかと思うことも大切です。」と仰っていたことです。色んな人が何かと格好の良い座右の銘を持つ中でこんな考え方もあるのだなあと驚いたと同時に面白い先生だなあと思ったのを覚えています。辛い時に向き合わずにただ逃げるのは良くないですが、本当に辛い時にまぁいっかと思う心構えはストレスを抱え過ぎないようにという意味でも意外に大事だったりすると思います。

現役生へのメッセージ

ラグビー部ではラグビーへの向き合い方、スキルだけでなく、生活習慣、人として基本的な礼儀、物事への取り組み方など、将来の人生において最も大事なことを数多く学ばせて頂いたと思っています。もちろんラグビー部だけなく、本郷中学・高校の部活動(運動部)でははそのような文化が醸成されていると思いますので、本郷に入ったからには部活動(運動部)に入ることを強くお勧めします(私は中学一年生はバドミントン部でその後ラグビー部に入部)。特にチームプレーのスポーツであれば数十人の仲間達と苦楽を共にし、一生続く人生の友を作れるという意味でも非常に良いと思います。

学校生活は辛いことの方が多いかもしれないですが、間違いなく将来の糧となるので1日1日を大切に自分との向き会うことが大事だと思います。頑張ってください。

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