5月のひとこと

比叡山で20年に及ぶ修行をされた宮本祖豊さんがその体験を語るインタビューの中で「体力の限界が来る。精神的にも限界が来る。そんな二度と立ち上がりたくない時どうするか。『もう１回だけやろう』という気持ちを起こすんです。『もう１回やると、あと１回ぐらいはできるのではないか』と自分に言い聞かせて、３回繰り返すと、今まで限界だと思っていたことが不思議と『なんだ、できるではないか』と思えてきて気力もみなぎってきます。」と語っています。
年度初めの計画はできると思って立てたものですが、計画が予定通りに進まなくなったとき、宮本さんが厳しい修行の中で得たような「もう１回やってみよう」のやる気を出して取り組みたいものです。ここが限界だという壁は自分で作っていただけで、本当の限界はもっと先にあるのです。