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学校生活

OB講演会を開催しました

先日、本校にてOB講演会を実施しました。今回お招きしたのは、JリーグFC町田ゼルビア代表取締役COOの上田武蔵氏と、株式会社AbemaTV Platform Business Headquartersマネージャーの稲富龍太郎氏のお二人です。本校を卒業後、各業界で活躍しているお二人から、貴重な経験談やメッセージをうけとることが出来ました。

講演会の前半は、在学中の思い出や卒業後の進路、仕事に至るまで歩みについてお話しでした。中学入試から始まり、サッカー一筋だった中高時代、挫折を経験しながらも学びを通じて可能性を広げていった様子が語られ、生徒たちはそのリアルなエピソードに引き込まれていました。

後半は、在職教員も交えてのテーマトークが行われました。「座右の銘」「目標設定と達成」「仕事のやりがい」などをテーマに、生徒たちも時折トークに参加しながら進行しました。業界で磨かれたお二人の的確な回答やユーモアに、生徒たちはもちろん、トークに参加した教員も感銘を受けました。本校のサッカー部で6年間を共に過ごした仲間同士でありながら、それぞれ異なるキャラクターを持つお二人の言葉は、最終的に「人間力の形成」というメッセージに収束していきました。

– 「人生の主人公は間違いなく自分。だからこそ、責任を持て。人のせいにするな。」
– 「3年くらいの短期目標で、step by stepで目標を達成していけ。」
– 「人間力がある人と仕事がしたい。逆に、ない人は呼ばれない。」
– 「知っていることしか生まれない。(創造と想像は経験がベース)」
– 「言うことは壮大に、やることは愚直に。」
– 「選択の瞬間には正解はない。自分の選んだ選択を正解にしていけ。」
– 「限界とは、今すぐは無理だが、本気を出せばいつかなんとか出来るもの。ただし、“無謀”と混同するな。」

お二人が経験してきた多くの試練や成功体験が、あたたかく、厳しく、そして力強い言葉となって生徒たちに降り注ぎました。生徒それぞれの心に響く言葉があったはずです。この日のお話が今後の学校生活、そして人生の中で、生徒たちにとって何らかのスパイスとなることを願っています。

第一線で活躍しているお二人の中に流れている本郷DNAを祝福したいと思います。
お二人だけでなくすべてのOBが根となってこその、花開く生徒たちを祝福したいと思います。
そして、現在・未来の本郷OBが、多くの人々の心に種をまき、その根が力強く伸びていく未来を、心から祝福します。

 

 

生徒たちの聴講後のアンケートをいくつか紹介します。

 

(中学3年生)

  • 本郷の名前が将来強くなれるように、勉強を頑張ります。
  • 話をしてくれた2人は堅苦しくなく親しみやすい雰囲気を作ってくれてとても話が聞きやすかったです。また、テクノロジーなどの現代ならではの話をしてくださってとても参考になりました。
  • 僕は今あまり将来とかどんな仕事につくとかあまり考えていなくてただただ大好きなラグビーに没頭してる日々です。そして自分の長所や得意なこともわからないためどんな仕事が自分に向いているのかもあまりよく分かりません。ですが上田先輩がいっていたようにこれからの人生選択の連続のため自分にとっていい方を選んでいき楽しんでいきたいと思います。上田先輩稲富先輩、この度は本当にありがとうございました。恋愛も頑張ってみたいと思います(笑)

 

(高校1年生)

  • 30歳になっても仲良しでいられる友達って良いなと思いました。18年後そこに立てるような人生でありたいなと思いました。
  • 二人とも好きなサッカーに関係する仕事につけていてすごいと思った。自分も本郷プライドを持って頑張りたいと思った。
  • 大学までの道のりはある程度見据えられていたが、その後のキャリアについては全然わかっていなかったので、今回社会で活躍している先輩方の話は大変貴重なものだった。上田先輩の最終目標を決めて突き進む考え方も、稲富先輩の少しずつ小さい目標を達成していく考え方もどちらも参考になった。また、稲富先輩の文系×数学の考えは、文理選択に悩んでいる自分にとってとても興味深いと思った。このような講演会はぜひまた開いてほしい。