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今月の一言

12月のひとこと

脳科学者として活躍している中野信子氏は「ヒトの脳では美しいと判断する領域と、正しいものを正しいと判断する領域が同じというデータがあります。美という非合理性を無条件に心地良く感じるようにできています。これらのことから…効率性を求める『社会圧力』をひとまず疑って、自分を活かすための自分の判断基準がどこにあるのか探っていきませんか」と対談で問いかけています。つまり、脳は合理的なものよりも、非合理でも自分にとってよいものを求めるのであり、そのためには自分にとっての判断基準を見出すことが大切だということです。
それぞれの分野で活躍するために、多くの知識・選択肢・思いやりが必要になります。そして、自分を活かすための判断基準を身につけるためには周囲の状況を俯瞰(ふかん)できる視点が求められています。日常生活の“教えられことを待つより、学び取ることの大切さ”の中にこの視点を見出すことができます。後悔の残らない締めくくりの月にしたいものです。