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学校生活

卒業生 鳥人間プロジェクトの荷重試験を実施

本校卒業生の中嶋和志さんが代表を務める早稲田大学宇宙航空研究会の皆様が来校し、鳥人間プロジェクトに向けての荷重試験を本校講堂にて行いました。

今回の荷重試験について中嶋さんにインタビューしました。

Q1 荷重試験というものはどのようなものですか?

荷重試験とは、簡単に言うと飛行中にかかると想定される力を桁(本翼の骨組み)にかけて、耐えられるか確かめる試験です。飛行中、機体の翼に上向きに揚力が発生します。この力に桁が耐えられないと、飛行中に機体が壊れてしまい大変危険です。そのため、翼を上下逆さにしておもりをかけることで、飛行中の状態を再現し、機体の安全性を確認するのです。

Q2 飛行機を制作する上で、最も苦労した部分はなんですか?

はっきりいって苦労しないことはないです(笑)ですが、僕の代表という立場から言えば、チームのマネジメントだと思います。確かに鳥人間プロジェクトはものづくりのサークルですが、チームとして1つの機体を作りあげなければいけません。各班同士の連絡や進捗管理、予算管理、トラックの手配、外部との交渉など実際制作する以外にもやらなければならないことがたくさんあります。

Q3 中嶋さんのチームが制作する飛行機の特徴を教えてください。

僕らのチームの機体には「ダイダロス型」と呼ばれる人力飛行機では最も多くみられるタイプを採用しています。ダイダロス型とは、機体の胴体と主翼が高い場所にあり、パイロットが低い場所になるタイプです。(写真)また、昨年度からAIを用いた翼型(翼の折面)設計を採用にています。昨年度の設計者が設計用のAIプログラムを開発し、今年度もそれをベースに設計しています。人力飛行機の設計にAIを用いているチームは我々以外にないと思います。

Q4 7月の大会に向けて目標は?

まず、チーム記録の更新、そしてサークルのイメージを変えることです。我々は鳥人間コンテストの出場回数は多いものの、好成績を残せているわけではありません。そのため、他大学の鳥人間チームにも結果を残せていないチームという印象が付きつつあります。そうしたイメージを払拭するためにもまずはチーム記録の更新、そしてサークルのイメージを変えるようなビックフライトを目指しています。

Q5 最後に本郷生にメッセージをお願いいたします。

何か熱中できることを見つけよう!ということです。僕は本郷中学・高校時代はラグビーに、大学時代から今まではこの鳥人間プロジェクトに時間を捧げてきました。人によってとらえ方は変わると思いますが、そうやって1つのことに打ち込む方が、僕は好きです。部活や受験勉強で忙しい日々だとは思いますが、いろいろなことに興味を持って、毎日楽しんでもらえればと思います。鳥人間に興味を持ってた方は、以下のサイトを是非見てください!

<ホームページはこちら>
www.wasa-birdman.com