学校生活
高校2年生が東大研修へ行ってきました
7月9日土曜日、本郷高校2年の33名が、東京大学へ行って経済学の授業を受けました。これは東京大学経済学部教授の松井彰彦先生のご配慮で、本郷生のために開かれたイベントです。
まずは東京大学本郷キャンパスの中央食堂で、松井先生や松井ゼミの学生とランチをしました。学食の安さと美味しさに驚きました。
ランチを終えて、いよいよ本題の松井ゼミ生による経済実験です。ホットドック屋さんの出店戦略を決めていくのですが、相手の戦略を考慮しなければ、利益が増えていきません。また、客の交通費も考えなければならず、奥の深い実験でした。生徒は回数を重ねるにつれてこの実験のコツをつかんでいきましたが、それとともに経済学的な考え方について学ぶことができました。
その後、松井先生によるゲーム理論の講義でした。大学で学ぶ経済学とはどういうもので、社会で生きていくのにどのように関わるか、身近な例を通じて解説していただいたので、分かりやすい講義でした。
そして最後に、ゼミ生による実験結果の分析と、上位者の表彰です。1位から3位までにはいった生徒には、東大のロゴが入ったボトルなどが贈られました。
東大の教室で、東大の先生と学生から授業を受けるという貴重な経験ができて、生徒たちは充実した時間をすごすことができたようでした。また、自分の進路について考えるきっかけになったようです。
【生徒の感想】
研修で驚いたのはゲーム理論の汎用性だ。ライバルの出方や客の動きをシュミレーションして戦略を立てること自体は、マーケティングの基本的な手法だが、使い方によっては会社の人事問題や国の政策などにも利用出来ると思った。経済学は机上の理論に過ぎないと思っていたが、その実用性を垣間見ることができた。