学校生活
高校1学年オリエンテーションの様子を掲載しました
4月7日(日)~9日(火)の日程で、高校第1学年の新入生オリエンテーションが箱根にて行われました。爆弾低気圧が心配されましたが、快晴にめぐまれ、全日程を無事に終了することができました。
初日は、クラスHRでこれからの仲間との顔合わせと、中入生・高入生混合のオリエンテーリング班にわかれてグループ学習を行いました。グループ学習は、メンバー一人ひとりがもっている情報を持ち寄り、地図を完成させるというものです。誰かがリーダーとなり、誰かがフォロワーとなり、それぞれの班で地図を完成させました。正解を導きだすまでの過程のなかで、お互いが協力できた班、残念ながら情報が錯綜するだけだった班など様々でしたが、班内での意思疎通は図られた様子です。
2日目は、午前に競技大会、午後がオリエンテーリングとアクティビティーな一日でした。競技大会は、クラスを8チームに分け、各人がサッカー、バスケット、ドッジボールの3種目に参加し、クラスの勝ち数を競うというものです。得意、不得意があるのは当たり前、それをお互いがカバーしながら親睦を深めてほしいという趣旨です。午後のオリエンテーリングは、地図とコンパスを頼りに山中から複数のポスト(捜索対象)に書かれている記号を読み取っていくという競技です。午前競技の体力消耗のなかでしたが、全班無事、すべてのポストを見つけ出し、例年にない好記録を残すことができました。富士山の冠雪がまぶしく見える山道を生徒達の赤色のジャージが一段と映えて見えました。
3日目の最終日は、今一度高校生活をはじめるとはどういうことかを考えました。そのため、生徒一人ひとりが自問自答するため自分史を作成しました。自分の過去を振り返り、未来をイメージし、逆算して高校生活や現在のあるべき姿を考えました。その後、各教科の先生から「学問を修めるとは」をテーマにガイダンスが行われました。
前日に入学式を終えたばかりの生徒達でしたが、次第に打ち解けあうことができ、これからの3年、あるいはその先々も、ともに仲間として歩む第1歩が踏み出せたのではないかと思います。
生徒たちが詠んだ短歌を紹介します。
ぎこちない 箱根の初日夜すごし 今となっては大親友 (T.I君)
かえりみるわが身のふりのたらぬこと いつかいつかと 待ちて十六 (K.M君)
さわやかな 春の山道 歩くとき ドッと顔出す 富士の山 (T.K君)
新しい 友達作る 一言は 何でも良いが 少しの勇気 (A.K君)
帰りのバス 疲れて眠たい 目をひらき おあつらえ向きの 富士山を見た (R.O君)
新しく 出会いし友の 笑い顔 堅さなくなり 我笑み溢る (M.O君)